イラク戦争が開始されてから、もうすぐで丸8年。
先日、イラク国内で起こっている様々な実態をYou Tubeで観た。その映像の中には、アメリカのメデイアではほとんど報道される事のない悲惨な状況があった。
イラク国民の目から見た戦争の無惨さだった。
イラク国民の死者は6万人以上を超え、今現在でも毎日のように自爆テロによる犠牲者が生まれている。
アメリカが使用していないと否定している劣化ウラン弾の影響。映像の中には背中に腫瘍ができた生後数ヶ月の赤ん坊の様子が撮らえられていた。病院の医者によると、赤ん坊は衰弱しきっていて、生き延びる可能性はないとゆう。
他にも生まれつき右足が変形している男の子や、先天性障害児の女の子、そして下半身が完全に麻痺している車椅子に乗った女の子がいた。これらの症状は外傷がないため、全て劣化ウラン弾の放射能によるものと医者は言う。
私の中で悲しみと怒りが交差した。
だが右足が変形している男の子は、不自由な生活にもかかわらず、笑顔でこう言った。
”僕はお医者さんになりたい。お医者さんになって、自分のように障害を持った人や病気を抱えている人を治してあげたい。”
この言葉を聞いた瞬間、涙がとめどなく出てきた。
この子は生きる希望に満ちている。
こんなにも純粋で愛くるしい子供達の人生に危害を与えたのは、この意味のない戦争である。
正義って何ですか?
民主主義って何ですか?
これがイラク国民の為の利益と言えますか?
果たして、どれだけのアメリカ国民がこの事を知っているのだろう。
どれだけのアメリカ国民がイラクの人達に耳を傾けようとするだろうか。
自分の生活で手一杯と言いながら、本当は現実逃避をしているのではないだろうか。
本来ならイラクの将来はこの子供達が築きあげていくべきなのに、アメリカはその未来を壊しているだけではないだろうか。
YouTube 現地ジャーナリストが撮ったイラクの悲劇
YouTube イラクー戦場からの告発
YouTube Winter Soldiar : Iraq War
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